いきなり完成写真です（しかもいつもよりサイズが大きいです）。題名にあるとおり、ただ本革を張り替えるだけではなく、上下の部分をウッド加工しました。今回施工を依頼したのは、当HPでリンクを貼らせていただいているフォーナインさんです。フォーナインさんはステアリングの張り替えをはじめ、ウッド加工やウッドペイントなど、フルオーダーでの加工を行っています。

　今回、フォーナインさんとご縁があり加工を依頼することとなりました。以下、完成に至るまでをレポートしてみたいと思います。

　何箇所か特に気になる部分をアップにしてみました。

　左の写真は、ハンドルの一番上のところです。手のひらでグリグリ回していたらある日突然小さい穴が開き、あとはどんなに気をつけていても進行を止めることはできませんでした。

　とりあえずの対処として、ウッド調のハンドルカバーを購入してきました。

　ただ被せただけでは面白くないし、グリップ部がかなり太くなるので、ハンドルカバーを一旦バラし、表面のウッド調の部分だけを取り出しました。あとはステアリングの上部と下部の長さに合わせてカットし、縫い付けておきました。

　これで終わりにするわけにはいきませんよね。遠目に見る分にはこれでも良いといえば良いのですが、隠れていない部分も革のスレ等々があるし、ウッド”調”の部分の握りが太く、運転していて違和感があります。いずれは張り替えに出さないといけないなぁと思いつつも、張替えに出すということは車からステアリングを外さなければいけないわけで．．．その間セルシオに乗れないのはつらいなぁなどと言い訳をしているうちに約３年．．．

　ステアリングの取り外し（正確にはエアバッグの取り外し）にはトルクスレンチが必要です。残念ながらトルクスレンチは持っていないので、100円ショップでL字型のトルクスレンチを購入してきました。100円ショップとはいえ420円しました（汗）が、やはりちゃんとしたものを買うべきでした．．．ステアリングのカバーが干渉してネジを回すことができません．．．

　仕方がないので、工具専門ショップのアストロプロダクツでT30のトルクスを購入しました。やはり工具はちゃんとしたものを購入すべきです（悟）

　愛飲しているポカリスエットの箱にステアリングを入れて旅立たせます。しばしのお別れです。

　最初はステアリングが返ってくるまでセルシオに乗れなくてもいいと思っていたのですが、1週間を過ぎたあたりから禁断症状が出始めたので、オークションで中古の安いステアリングを購入しました。 色は特に問わなかったので、アイボリーになりました。

　つなぎとはいえ、あまりにも程度がよろしくないので、思い切って革を剥いでみることにしました。

　これが、作業しだすとなかなか気持ち良くはがれていくんです（癖になりそう）

　左下の写真が全て剥がし終わったもの。グリップが若干細いですが、これはこれでアリかな？といった感じです。

　購入したステアリングに付いていたエアバッグがなんとレクサスのものだったんです。

　取付後

　質感・仕上げともに申し分なく、非常に満足のいく出来上がりです。こんなことならもっと早くに施工してもらえば良かったです(^^)

　最後までお読みいただいた方にうれしいお知らせです。フォーナインさんで「ウッドコンビ加工をしたい」「ステアリングの張り替えをしたい」と思った方、「Garage-tuned UCF-11のウッドコンビ加工のページを見た」とフォーナインさんに伝えて下さい。10％値引きしてもらえるそうです。