灰皿の修理

 灰皿を開けるとき(たばこを吸わないのでほとんど開けることはないのですが)、ダンパー機構が付いているにもかかわらず開くスピードがとても速いのが以前から気になっていました。

 先日、灰皿を分解する機会があったので、なんとかならないか検討してみました。結果から言うと、修理に成功し、高級感のあるゆったりとした動きを取り戻すことができました。

 ではでは、レポートです...

 いきなりアップの写真ですが、灰皿の裏側です。赤○で囲んだところ(反対側にもあります)のツメを外側に押しながら灰皿を引き抜きます。

 引き出した灰皿の後部にこのようなスプリングが付いています。灰皿を押し込むと、このスプリングがねじれ、前へ出ようとする原動力になります。

 中心が青い歯車がゆっくりとしか回らないことで、上の写真で蓄えた原動力を押さえ、本来は灰皿がゆったりとした動作をするようになっているようです。

 たぶんこの歯車の力が弱くなったためスプリングの力に対抗できず灰皿の動作が速くなっているのだと思います。

 今回施した治療は、スプリングの力を弱めることで、弱くなった歯車との力の均衡をはかるものです。具体的にはどうしたのか?

 →スプリングを弱める方向に1回転させただけです。この処置が大成功で、灰皿が前へ出ようとする力と歯車が押さえ込もうとする力のバランスが良くなり、本来あるべき姿と思われる状態になりました。

 完成写真

 

 といっても、動画がないのでわからないですよね。今までは灰皿を押した手に吸い付くように勢いよく開いていましたが、押し込んだあとゆっくりと優雅に(?)開くようになりました。

 

 そうそう、右2つのボタンと左2つのボタンは入れ替えてあります。

 今回灰皿をバラすきっかけとなったもの...

 

 USレクサス用の灰皿(左)です。先日のプチオフの際にhirohitoさんからお譲りいただきました。シガーソケットと灰皿の位置が左右逆になっています。

 お譲りいただいたUSレクサス用の灰皿には前面のウッドパネルが付いていなかったので、移植すべく灰皿の分解をはじめました...

 ウッドパネルと灰皿には、位置合わせ用の突起と凹みがあります。実はこれが曲者で...

 合わせてみると、下の2枚の写真のように左右にズレてしまいます(汗)

 しかも裏側を見てびっくり!シガーソケット部の切り欠きがぁ...

 

 

 ということで、USレクサス用灰皿の取り付けはこれらの課題をクリアしてからということになりました。

 勢いよく飛び出す灰皿がなんとかならないものか以前からずっと気になっていましたが、ようやくスッキリすることができました。スプリングを1回転させるときの注意点としては、スプリングが回転しすぎないようにしているストッパーを折らないようにしないといけません。

 コインケースの構造がどのようになっているのか確認はしていませんが、今回の処置の応用でなんとかならないかなぁと思っています。

 

 ※私のやり方で灰皿を修理すると、バネのところに付いている白いプラスチックのパーツを折ってしまうことがあるようです。もしこの修理をされる場合は、自己責任において、十分な注意を払って作業を行ってください。

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