スリットローター

ネタとしてはかなり前のものになりますが、ようやくアップにたどりつきました(笑)

 フロント右ディスクからジャダー現象が発生したので、ローターを交換することに。

 純正品と社外品とを検討しましたが、ロッキード社製のものが純正と同品質で値段も安いということで、ロッキード社製のものを導入することにしました。

 さらに調べていくと、Ks−speedさんで、ロッキード社製のローターに独自のスリット加工したものを販売しているのを発見しました。スリット加工されたものでも、純正品より若干安かったので、これにするしかないということで購入しました。

 拡大写真です。写真を見るとわかりますが、アールのついたスリットが入っています。このアールがKs−speedさんのスリットの特徴です。普通のスリットは直線になっていますよね。もちろん裏にも同じスリットが入っています。

 ジャダー現象を発生させていた問題のフロント右ローターです。写真ではちょっとわかりづらいかも知れませんが、かなりのレコード大賞です。

 ちょっと上からの写真。レコード状になっているうえに、かなりサビています。

 左下のボルト(丸印)を抜き、キャリパーを持ち上げます。左下のボルトはダブルになっていて、14mmのめがねと17mmのレンチを使ってはずしました。上部にかすかにピストンが見えています。のちのちこれが大きな問題を引き起こすことになるとは...

 右がボディー外側、左が内側です。ローターを2枚のパッドがはさんでいる様子がわかります。パッド交換だけの場合は、この状態で行えます。ローター交換の際にもパッドをはずす必要があります。

 ここで驚愕の事実が...

 内側のパッドがレコードの溝と平行に波打っているではありませんか。波の高いところと低いところでは、1mm以上差がありました。あまりの動揺で写真を撮るのを忘れました。

 この時点でブレーキパッドの交換も余儀なくされました。ところが、全く予期していなかっただけにパッドの用意をしていません。とりあえず、元に戻してパッドを購入しなければ...

 本来ピストン戻し専用工具を使うべきですが、C型クランプで代用(ホームセンターで300円弱でした)

 このC型クランプに当て木をしてピストンを押し戻していると...ここでまたまた問題が。片方のピストンが戻らないのです。上の写真で一番上に半分だけ写っている方が戻らない...おかしい...いやな予感が...

 とにかくキャリパーを戻してしまおうということで、パッドを手で押さえながらなんとかキャリパーを戻し、ボルトを締め付けました。エンジンをかけブレーキをふんでみると、2回ほどスカスカしたあといつもの踏みごたえになり、安心してタイヤを組もうとしたとき...

 ローターを手で回せない...ピストンが固着してしまったようです。ピストンを戻すときにかじってしまったのか。

 悔やんでも仕方がないので次善策を考えました。

 

 ※写真ははじめのものと同じです

 いろいろ考えましたが、解決策が浮かばないので、ディーラーに持ち込むことにしました。

 ということで、まずはいつもお世話になっている修理工場へマーチで駆け込み(家から1、2分)、事情を説明すると10分後に積載車で取りに来てくれるとのこと。話しがまとまったので家に戻り、タイヤを取り付け、積載車を待ちました。

 10分後ちゃんと来てくれました。ここの積載車の背中に乗るのはこのときで2回目です(積載車に乗ったショットなんてめったに撮れないのに、あまりの動揺のため、ここでも撮影を忘れています)

 しかしさすがセルシオ!積載車の荷台がとても狭そうに見えました(笑)

 2日後無事退院。と思ったら、まだブレーキを引きずってました。ということで、もう一度入院。

 数日後、こんどこそ本当に戻ってきました。アルミ(20系後期純正)のすきまからのぞくと、ちゃんとついています。

 ジャダー現象の発生したローターを交換するだけという軽い気持ちでいたのですが、非常に大掛かりな事になってしまいました。でも結果的にスリットローターを装着でき、かなり満足しています。

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